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大腸内視鏡検査

大腸カメラ検査について

大腸カメラ検査について大腸カメラ検査は、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の内部をカメラで観察することで、ポリープやがんなどの病変を早期に発見し、治療するための検査です。
便潜血検査やCT検査とは異なり、直接的な観察が可能で、大腸がんなどのリスクが高い方(喫煙や飲酒の習慣がある方、50歳以上の方)は年に1度受けるのが望ましいです。
また、発見されたポリープや早期がんは、検査中に切除することができます。当院では、鎮静剤を使用した痛みの少ない検査を提供しており、安心して受けることが可能です。どうぞお気軽にご相談ください。

大腸カメラがおすすめの方

  • 腹痛や腹部膨満感がある
  • 下痢や便秘が交互に起こっている
  • 血便がある
  • 便の形状が変った(細くなるなど)
  • 体重が減少した
  • 便潜血検査で陽性と指摘された
  • 貧血が治らない
  • 過去に大腸ポリープを切除した経験がある
  • 家族内の大腸がん歴がある
  • 40歳以上の方

当院の大腸カメラ検査の特徴

特徴1 消化器内視鏡専門医が検査を担当

特徴1 消化器内視鏡専門医が検査を担当大腸カメラ検査は、内視鏡を用いて大腸の各部分を観察することで、痛みを最小限に抑えつつ病変を発見する検査です。消化器内科専門医・内視鏡専門医である医師が診察から検査、結果の説明まで一貫して行い、患者様が安心して検査を受けられるよう努めています。どうぞご安心してご相談ください。

特徴2 鎮静剤を使用し、苦痛の少ない大腸カメラ検査を実施

当院の大腸カメラ検査は、患者様の痛みを最小限に抑えるために、鎮静剤を使用しています。安全な麻酔と血中酸素飽和度、脈拍のモニタリングを通じて、リラックスした状態での検査を実施しております。
特に、初めて検査を受ける方や、以前に痛みを感じた経験がある方はぜひ、当院へご相談ください。

特徴3 高性能な内視鏡
システムを導入

当院では、2024年5月28日より発売された最新型のLED光源搭載内視鏡検査システム「ELUXEO 8000システム」を導入しております。
高画質で、疑わしい粘膜を拡大したり粘膜表面の色調を強調する機能が搭載されており、質の高い観察・診断・治療のサポートに役立っております。
早期発見・早期治療を追求するために欠かせない設備です。

特徴4 胃カメラ・大腸カメラの同日検査が可能

当院では、胃カメラと大腸カメラの検査を同日に受けることができます。食事制限や麻酔の回数が一回で完結できるので、通院の手間も省けます。検査の質に変わりませんので、どうぞ安心してご利用ください。

特徴5 日帰りでの
大腸ポリープ切除が可能

当院は内視鏡を使用した大腸ポリープの日帰り切除手術を提供しており、患者様の同意を得た上で、安全に治療を行います。
定期的な大腸カメラ検査により、大腸がんの予防が可能であり、必要に応じて連携病院への紹介も行っています。大腸ポリープの早期発見と切除により、大腸がんのリスクを減らすことができます。

特徴6 土曜日も大腸カメラが可能

平日はお忙しい方々のために、土曜日も大腸カメラ検査を行っています。予約が混み合いやすいので、事前にお電話またはWEBからご予約ください。

特徴7 院内の徹底した
衛生管理

感染症の有無に関わらず、血液、体液、分泌物、排泄物、粘膜など、すべてに感染リスクがあることを前提としたスタンダードプリコーションの考えに基づき、感染予防対策を徹底した上で診療を行っています。

大腸カメラ検査で
わかること・わかる病気

  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 感染性腸炎
  • 虚血性腸炎
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • ベーチェット病
  • 大腸憩室症
  • 直腸カルチノイド
  • 大腸メラノーシス
  • 腸閉塞
  • 大腸腺腫
  • 好酸球性腸炎
  • 痔 など

大腸ポリープとは

大腸カメラ検査では、大腸の粘膜を詳細に観察し、ポリープを発見次第、その場で切除することが可能です。検査時間は約15分前後と短く、切除後も入院の必要はなく、当日に帰宅できます。
この迅速な処置により、大腸がんの予防に有効とされています。また、検査と同時にポリープを切除するため、食事制限や下剤の使用は一度だけで済みます。ポリープの状態によっては、専門的な治療が必要な場合、提携医療機関への紹介も行っています。

大腸ポリープ切除術

大腸ポリープの形や大きさは多種多様で、特に直腸とS状結腸に多く見られます。ほとんどが良性ですが、放置すると大腸がんへのリスクが高まるため、発見時には迅速に切除することが重要です。当院では、大腸カメラ検査を通じてポリープを発見した場合、即座に日帰りで切除することができます。これにより、将来の大腸がんを防ぎます。検査と治療は入院不要で、安全かつ迅速に行いますのでご安心ください。

コールドポリペクトミー

電流を使わずにスネアを締め付けてポリープ切除する方法です。手術後の炎症リスクも少なく、出血があっても即座に止血処理していきます。

大腸カメラ検査の流れ

ここでは大腸カメラ検査についての説明を行います。

1ご予約

ご予約は、お電話またはWEBで承っております。円滑に検査を進めるためにも、事前にご予約いただくことをお勧めしています。お急ぎの場合はお電話ください。

2診察

診察医師が患者様の症状、既往症、家族の健康歴、現在服用中の薬について詳しく伺います。大腸内視鏡検査を受ける前には、このような事前の診察が不可欠です。

3~検査の前日

検査前日は、消化に良い食事をお召し上がりください。海藻や生野菜、きのこなど繊維質の多い食品は避けていただくようお願いします。
夕食は21時までに終えていただき、下剤を服用してください(院内下剤を希望された場合は、検査当日に当院で服用してください)。なお、水やお茶については、飲用いただいても問題ありません。

4検査当日の朝

朝起きてからも、食事は摂らずに絶食を続けてください。ただし、水は適量お飲みいただいても問題ありません。

5ご来院

ご予約の時間に合わせてご来院ください。鎮静剤の使用を検討されている場合は、運転を避け、公共交通機関や家族が運転する車でお越しいただくことをお勧めします。鎮静剤を使用した日は、車やバイクの運転は控えていただく必要があります。

6検査開始

検査開始腸内が清潔な状態になったら、大腸内視鏡検査を進めます。鎮静剤を利用する際は、検査の前に静脈注射を行います。異常がない場合、検査は約15分前後で完了する予定です。

7検査終了(検査の結果説明・お会計)

検査終了(検査の結果説明・お会計)検査が完了した後は、リカバリーエリア でゆっくりとお休みいただきます。鎮静剤を使用された場合は、完全に覚醒し、歩行が安定するまでに30分から1時間の休息を取ることが必要です。
休憩後、医師が検査の画像を用いて結果の説明を行います。
その後、お会計を済ませていただき、ご自宅へお帰りいただけます。

大腸カメラ検査前・検査後の
食事について

大腸カメラ検査では、正確な結果を得るために胃を空にすることが重要です。これを実現するためには、検査前の食事制限が必須となります。
特に、検査3日前からは特定の食事を避ける必要があります。詳細については、下記よりご覧ください。

検査前日

検査3日前からは、過度な飲酒、油っこい食事を控えてください。
検査前日の夕食は21時までに済ませましょう。夕食は低繊維かつ低脂肪の食事(うどん、おにぎり、おかゆ、スープなど)を摂ると良いでしょう。肉、油物、きのこ、豆、野菜、海藻、乳製品、果物など消化に悪い食べ物は避けてください。
21時以降は、透明で色のついていない飲み物(水、お茶、スポーツドリンク)は飲んでも構いませんが、コーヒー、スープ、オレンジジュース、スムージーなどは避けてください。
服用中の薬がある場合は、通常通り服用してください。

検査当日

朝食は摂らず、透明な飲み物のみ摂取可能です。水分補給は検査1時間前までに済ませ、色のついた飲み物は避けてください。
服用中の薬は、朝6時までに服用してください(糖尿病治療薬は除く)。
メガネ、コンタクトレンズ、入れ歯は検査中に外す必要があるため、ケースを持ってお越しください。
鎮静剤を用いる検査を選択した場合、検査後の運転はできませんので、運転して来院しないでください。検査15分前までに来院してください。

検査後

麻酔が完全に抜けるまでの約1時間は飲食を控え、その後は消化の良い食事を摂り始めましょう。油っこい食事、アルコール、刺激物は避けてください。特に、組織採取があった場合は、より刺激の少ない料理を選んでください。

大腸カメラ検査の注意事項

  • 鎮静剤使用後は30分間休息が必要です。
  • 当日は自動車やバイク、自転車の運転は避け、公共交通機関や家族の送迎を利用してください。自身で運転して来院した場合、鎮静剤の使用はできません。
  • 検査当日は締め付ける服装やベルトの着用は避けてください。
  • 検査後1時間は食事を控え、その後は消化の良い食事から摂取してください。
  • 生検やポリープ切除を行った場合、当日中にアルコールを摂取するのは止めてください。
  • ポリープ切除後は、3日間から1週間禁酒が必要です。
  • ポリープ切除後1週間は激しい運動や長時間の入浴を控えてください。
  • 切除後、少量の出血は問題ありませんが、大量出血の場合は直ちに当院に連絡してください。

大腸カメラ検査の費用

内容 費用(3割負担の場合)
初診代と血液検査費用 約3,500円
大腸カメラ検査(薬剤料込み/検査のみ) 約5,500円
大腸カメラ検査(薬剤料込み/検査と生検) 約9,500円~16,500円
大腸ポリープ切除(薬剤料込み) 約25,000円~30,000円
合計金額 約9,000円~33,500円

1割負担の場合、費用は上記の約1/3になります。
診療内容によっては、金額が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

大腸カメラ検査のよくあるご質問

自宅での下剤服用が不安なのですが、どうしたらいいですか?

自宅での下剤服用に不安を感じる場合は、当院内で服用することが可能です。スタッフが常に近くにいるため、安心して服用いただけます。予約時に院内服用の希望をお伝えください。

内視鏡検査での苦痛が不安ですが、どうすればいいですか?

当院では患者様の快適さを最優先に考え、静脈麻酔(鎮静剤)の使用や、痛みを最小限に抑えるための経験豊富な技術を用いて検査を行っています。ご心配なく、安心してご相談ください。

検査後はいつから食事を再開できますか?

検査直後から食事を再開しても問題ありませんが、消化の良い食べ物から始めることをお勧めします。
ポリープ切除を行った場合は、当日はうどんやお粥など軽い食事にして、その後1週間かけて通常の食事に戻してください。

大腸内視鏡検査の前日にコーヒーや牛乳は飲んでも大丈夫ですか?

検査前日の19時まではコーヒーや紅茶を飲んでも問題ありません(砂糖・ミルク入りでもOK)。しかし、19時以降と検査当日の朝は、胃液や腸液の着色を避けるため、これらの飲み物は控えてください。
牛乳や乳製品も粘膜に残りやすいため、検査の支障となる可能性があるため禁物です。検査当日の朝は、無色透明な飲み物のみを摂取するようにしましょう。

初めての検査で、どのような服装で行うのか不安です。どうすればいいですか?

検査時には、当院が用意するガウンにお着替えいただきます。
下着は脱いでいただき、検査専用の開口部のあるパンツを履いていただくことになります。パンツをはいた状態で検査を行うため、露出する部分が最低限で済むのでご安心ください。

生理中でも大腸カメラ検査は受けられますか?

はい、生理中でも大腸カメラ検査を受けることができます。

検査当日にお風呂は入れますか?

大腸カメラ検査のみの場合は、検査当日にお風呂(湯船)に入ることができます。
しかし、ポリープ切除を行った場合は、検査後1週間はシャワーのみにして、入浴は避けてください。

他院で見つかった大腸ポリープを切除したいのですが、可能ですか?

はい、当院では自院での検査時に限らず、他の医療機関で発見された大腸ポリープの切除にも承っています。お気軽にご利用ください。